2009年1月11日日曜日

Java4つの参照

Javaにはいわゆる「参照」以外にも3種類の参照を使用することができる。前から少しは気になっていたのだけど、今回少し調べてみたので書き留めておく。

強参照

いわゆる普通の「参照」。変数からオブジェクトを参照する際の参照はすべてこれ。強参照されているオブジェクトはガベージコレクションの対象にはならない。

ソフト参照

ガベージコレクション時に「条件(ヒープ使用率が高いなど)によって」オブジェクトが回収される参照。java.lang.ref.SoftReferenceクラスによって実現することができる。「Java魂」によれば正しく実装されているVMは少ないらしい。

弱参照

ガベージコレクション時に「必ず」オブジェクトが回収される参照。java.lang.ref.WeakReferenceクラスによって実現することができる。

ファントム参照

回収済みのオブジェクトに対する参照を示す。java.lang.ref.PhantomReferenceクラスによって実現することができる。ガベージコレクタによる回収を監視するのに使用できるらしい。

参考:

ドン・タプスコット/アンソニー・D・ウィリアムズ 「ウィキノミクス」

以前取り上げた「ウェブ進化論」と取り扱っているウェブの技術・趨勢に関しては結構重複しているけれど、経済(タイトルの「ノミクス」の部分)に関する考察があるのが大きな違い。

この本では、ウィキやオープンソースソフトウェアが成功するパターンを企業が取り入れることによって収益を得ることができると主張している。しかし、ただ受け入れればよいということではなくて、収益を得るためのコアは残しつつ社外のリソースを最大限に利用することが必要になると説いている。

面白いのは、技術中心の記述ではなくあくまでシステムとしてオープン化が進んでいくことに焦点を当てているところ。オープン化と聞くとついついオープンソーススフとウェアに限って考えてしまったりしていたから、インターネットというインフラを通じて企業の研究開発だったり情報共有だったりといったことがどんどんオープン化しているという論点は新鮮に感じたよ。

2009年1月4日日曜日

梅田望夫 「ウェブ進化論」

あとがきにも記されているように、全体的に楽観的なムードでウェブに関係する技術革新を描いている。対象読者はおそらくこの分野にあまり明るくなく、かつネガティブな印象を持っている中高年を想定しているのだろう。「こんなにすごいことが起こっている。しかもそんなに悪い面ばかりでもないよ」ということをいくつか例示しながら説明している。

この本が出版されてから3年近くたっているけれど、個人的な印象としてはそんなにすごいことだったのかなという気もする。ただウェブにおける仕組みや制度、ビジネスの方法に関してはまだまだこれから変わって行ったり、新しく作られていくだろうという気はする。そのときに良い方向に進んでいけばいいなと思う。

あとは、情報の流通コストが限りなく安くなったことがこれからの実生活の中にどれだけのインパクトを与えていくか。すでにコンテンツ(=情報を作って売る)業界には結構なインパクトを与えているけれど、それ以外での生活にどういう風に影響するのかっていう部分はあまりわからない。ここを知りたいな。

村上春樹 「スプートニクの恋人」

僕は小説を読んでその感想を述べる能力に乏しいので、ここに記すのはあきらめようと思う。そもそもただの娯楽としか思ってなくて、それほど真剣に感じたり考えたりしながら読んでいないっていうのもあると思うのだけど。

それにしても村上春樹の小説には(そんなに読んでいないのでこの作品だけかもしれないが)音楽や本のタイトルや酒の名前やなにやらがたくさん出てきて、そういった教養のない僕にはそれらは無意味な記号になってしまう。アマゾンの書評に舞台はレスボス島だろうという記述があった(本文中では明記されていない)が、そういった知識も持ち合わせていない。どうしたらそういう教養を身につけられるのだろうか。

映画 「動物農場」

ジョージ・オーウェルの同名の作品をアニメーション化したもの。人間の過酷な支配から抜け出すために農場の動物たちは革命を起こすが、動物たちの中から武力を持って支配しだすものが現れて結局以前より悪い状況になってしまう、というお話。

Wikipediaによると全体主義やレーニン主義を批判した作品であるらしい。理念は正しそうなのになにかがおかしいというときには、この物語のように物事が進行していった結果なのかもしれないね。

アニメーション自体は非常にアニメーション的というか、動物たちもかわいらしく描かれているし、コミカルなところはコミカルな描写になっていて見ていても楽しめる。それとテーマとのギャップがまた面白い。