2009年1月11日日曜日

ドン・タプスコット/アンソニー・D・ウィリアムズ 「ウィキノミクス」

以前取り上げた「ウェブ進化論」と取り扱っているウェブの技術・趨勢に関しては結構重複しているけれど、経済(タイトルの「ノミクス」の部分)に関する考察があるのが大きな違い。

この本では、ウィキやオープンソースソフトウェアが成功するパターンを企業が取り入れることによって収益を得ることができると主張している。しかし、ただ受け入れればよいということではなくて、収益を得るためのコアは残しつつ社外のリソースを最大限に利用することが必要になると説いている。

面白いのは、技術中心の記述ではなくあくまでシステムとしてオープン化が進んでいくことに焦点を当てているところ。オープン化と聞くとついついオープンソーススフとウェアに限って考えてしまったりしていたから、インターネットというインフラを通じて企業の研究開発だったり情報共有だったりといったことがどんどんオープン化しているという論点は新鮮に感じたよ。

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