2009年5月4日月曜日

アンナ・ローリー 「リーダー・セラピー」

マイクロソフトにて"Short time corporate therapy(STCT)"を行ってきたセラピストである著者が、企業のリーダーたちが抱える問題を5つの視点-「信念」、「自信」、「自己認識・行動によるサイン」、「信頼」、「権力・野心」からとらえ、解決に至る考え方やプロセス、ツールを紹介した本。

リーダーの行動がチームに与える影響を分類して、その行動の原因となるリーダーの心理状況とはどのようなものか、さらにその心理状況をもたらしている根本原因はどういったものがあるのかを著者のクライアントのエピソードを交えながら解説していく。さらにはその根本原因にクライアント自身が気づくためにはどうしたらよいか、そしてそれを認識した上でどのように解決を図っていくかについて筆者の見解が述べられていく。そして最後の章では、これらのセラピーを自力で(おそらく「ある程度」なのだろうけど)行えるようなヒントを解説している。

僕はリーダーというポジションにはないけれど、仕事に対するあるいは人に対する自分の態度・姿勢をどのように考えるべきかという点で参考になった。特に「信念」つまり何を重要視しているのか、どのようなことが自分自身にとって正しいことであると考えているのかが、自分自身で全くわかっていないことを意識させられた。

本文中では、信念を明確化するために以下の3ステップを踏むことを提案している

  1. 自分の転機(選択を迫られた時)をリストアップする
  2. リストからストーリーにまとめ上げる
  3. チームメンバーにストーリーを話す

最後のステップはリーダーが信念をチームメンバーに伝え共有するためのものだからおいておくとしても、はじめの2個くらいはできるんじゃないかな(それでも明確に選択をしてきた意識がないので、こういうのは苦手なのだけど)。これっていわゆる自己分析ってやつかな?僕は就活の時にまじめに自己分析とかしなかったので、今更ながらやってみようかと思う。

0 Comments: