2009年8月28日金曜日

映画 「サマーウォーズ」

観てきたので感想を。

あらすじ

  • 主人公はNerd系男子高校生。と思いきや非コミュではない。そして数学ができる子(数学オリンピックの代表(って日本代表ってことかな?)にあとちょっとでなり損ねた)。オタク部ことPC部、こと物理部員のケンジくん。
  • この世界では、ネット上にOZというインフラ?があり、SNSやショッピングのような機能に加えて行政サービスや携帯電話の基盤にまでなっている。
  • ある日、校内でも人気が高くケンジくんの憧れでもあるナツキ先輩(もちろん女子高生)が、「一緒に田舎に旅行してくれる」バイトをケンジくんに依頼する。
  • で、田舎にいってみたら、田舎の大家族がいてその雰囲気に飲まれていると、なんだかんだあってOZがクラッカーに荒らされている。なんだかんだのいきさつでそいつとケンジくんと大家族が戦うというおはなし。

お話の軸

  • 男子高校生の成長物語+恋愛要素
  • 未来的な仮想空間と田舎的大家族の人間関係

よかったところ

  • 夏休みのよさが伝わってくる。
    • 開け放たれた田舎の家
    • にぎやかな家族
    • 青い空
    • 高校野球
  • OZのデザイン
    • アバターのデザインがかわいいし個性的(普通の人間型のものから動物やら無機物やら平面的なドット絵やら)。
    • どんな言語でも瞬時に翻訳されるという夢機能。ここは今のインターネットにぜんぜん足りてないし、あったらすごく良いなと思えるところだよね。
    • クラッカーとは格闘ゲームあるいは花札で戦う。映画等での「ハッカー」あるいはコンピュータの描写ってちょっとのリアリティとかなりのうそ臭さがあるんだけど、そこをばっさり仮想空間上でのゲームに置き換える潔さがいい。
  • 実名のリアリティ。OZが今のネットとかけ離れてる一方で、現実世界の描写は徹底して実名。製品についてるロゴ(SONYとかDELLとか)とか車もRX-7(FD)だし、高校野球を戦っている高校名も実名らしい。
  • あとは単純にこういう夏休みの経験がうらやましいです!

イマイチなところ

  • 声優。俳優さんがやっているんだけど、アニメにはアニメ声優のほうがしっくり来る気がする。でもぎこちなさもそれはそれで雰囲気作りに一役買っている面もあるかも知れない。
  • ナツキ先輩があまり魅力的に描かれていない(という誰かのレビューを見かけた)。けど、これはこれで良いんじゃないかと思う。彼女はあくまでケンジくんの目を通して魅力的であればそれでいいんじゃないかな。
  • 細かいところが気になる。生活のインフラ、それも命に関わるレベルのシステムがインターネットの向こう側ってどれだけ、とか、ゲームで戦うのにチートないの?とか。まあくだらないことだけどね。そういう意味では実写じゃなくて(実写でもできるだろうというレビューも見かけた)アニメでやったのは正解だと思う。実写のリアリティでここら辺の嘘があるとほんとに寒くなっちゃうだろうから。

まとめ

お話の大筋は「高校生の男の子が夏休みに事件に巻き込まれて、うまく解決して、そのうえかわいい女の子とうまくいく」っていう、よくあるもの。だから話としてとてもおもしろいとは感じなかった(逆に安心して観られたけど)。そのよくある感じのところに、OZみたいに視覚的におもしろみがあるシーンや、大家族のどたばたとか、アニメならではの非現実的な行動とかがうまいこと盛り込まれてて、それぞれの要素をそれぞれに楽しむことができた映画でした。